「肩の痛みが繰り返している」
「治療の後はいいけどぶり返す」
「とりあえず、マッサージでケアしている」
というあなた。
その痛み・・・姿勢が原因かもしれません。
肩の痛みは、原因が様々。今行っている対策で、ぶり返す方は
方法を変えた方がいいです。今日は、姿勢に着目してお伝えします。
現役理学療法士である私が、すぐに実践できる3つの体操をご紹介いたします。
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・姿勢と肩の痛み
・痛みを減らす3つの運動
・今後の予防
■姿勢と肩の痛みの関係は?
姿勢と肩の痛みには深い関係があります。
といいますのも、肩という関節は可動域がとても広い関節の一つです。
逆に言えば、不安定な関節でもあります。肩甲骨という骨に上腕骨という骨が30%接しているだけです。
ほかはすべて、筋肉で支えられています。筋肉が減ると、肩の動きが不安定になり痛み等が出るということです。
さらに、肩甲骨という骨も鎖骨の端についている骨です。これも、筋肉で支えられています。
最後に、鎖骨は胸の骨と端同士がついているだけです。これも筋肉によって支えられています。
このように、体から出ている上肢は、とても不安定な構造をとっています。
不安定と可動域が大きいことは表裏一体です。
姿勢が悪くなれば、筋肉の正常な働きが妨げられ、筋疲労や痛みが出ます。
これが肩コリや肩の痛みとなっています。
姿勢と肩の痛みは切っても切り離すことが出来ません。
いくら、肩の治療やケアを行っても改善しない、またはぶり返す肩の痛み。
その原因は姿勢の影響が強いです。
姿勢を改善することが、肩の痛み改善、予防の近道です。
今回は、肩甲骨をいい位置に保つことが出来る運動を3つ紹介します。
■肩甲骨をいい位置に保つことが出来る3つの運動
1.胸のストレッチ
①頭の後ろで手を組みます。
②体を丸くして、肘と肘を寄せます。息を吐く。
③体を伸ばして、肘と肘を離します。息を吸う。
この動きを2回繰り返します。
2.肩甲骨を寄せる運動①
①手を体の横に伸ばして、肩甲骨から大きく捻じります。
②右(左)は、てのひらが上に向くように回旋、左(右)は、てのひらが下を向くように回旋
③ 右(左)は、てのひらが下に向くように回旋、左(右)は、てのひらが上を向くように回旋
この動きを10回行います。
3.肩甲骨を寄せる運動②
①手を頭の上にあげます。
②肘を曲げながら、手を下します。この時手は、耳より後ろを通っておろしてきます。
③肩甲骨を寄せる意識をしましょう。
この動きを10回行います。
運動の方法の詳しい説明は、動画で説明していますので
下の動画を見ながら、一緒に行っていきましょう。
■今後の予防のためにできること。
・まずは痛みのない範囲での運動から、行ってみましょう。
仕事の休憩時間でも、家事の間でも肩甲骨を頻回に動かすことで血流の改善が図れます。
結果、代謝更新、コリの解消、姿勢改善に伴う肩の痛み改善が見込まれます。
・普段の生活の中で時折、姿勢について気にかけてください。鏡などでチェックすることも大切です。
・可動域が増えれば、今後の予防のためにも筋力が必要となります。これは、次回にご説明させていただきます。
より良い生活のためにコツコツと。できることから始めましょう。